バンド「たま」の元メンバーで、白いランニングシャツ姿でも知られる石川浩司さんが2022年4月19日、「しくじった人」に焦点を当てたテレビ番組について、過去に出演依頼を断ったとツイッターで明かした。
理由はこれまでの活動に関して「自分的にはしくじりと全く思ってない」ためだとし、むしろ「ラッキー」だと感じているとも伝える。ファンらからは「価値観がすき」「素敵」などの声があがっている。
「アングラなのに一発当たってラッキー」
同バンドは1990年代に人気を博し、大ヒット曲「さよなら人類」などで知られる。2003年に解散している。
石川さんは19日、「昔しくじった人を扱う番組からオファーがあった」とツイートした。続けて、
「どうやら『ヒット曲が一曲しかなくその後続かなかった』のをしくじりと捉えられたらしいのだけれど」
と説明。そのうえで、
「元々商業的に売れる気はなく、むしろアングラなのに一発当たってその後の生活が楽になりラッキーとしか思ってなかったから、残念お断り」
と持論を述べ、依頼を拒否したことを明かした。一方で石川さんは、「勘違いしてほしくないのは、その番組も出演者も僕は好きでよく見てます」と番組の趣旨自体を否定するつもりはないとし、
「ただ自分的にはしくじりと全く思ってないのでそれを反省する形にはならなかったということです」
と補足している。当時の対応を、「『売れたこと自体がしくじりなら考えます』と返しましたが返信は来なかったけど、まあそれは流石にね(笑)」と伝える。
石川さんは直接的に番組名を明かしていないものの、ネット上ではテレビ朝日系列のバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に言及したものとする反応が出ている。
ツイッターではファンらから、「うむ。たまは『しくじった』わけでは全くない」「ご本人がこう言ってくれるとうれしい」「この価値観がすきです」「軸がぶれていなくて明るくて素敵」といった声が寄せられている。