新庄ビッグボス「中4日構想」は「準備をどこまでしていたか」 日ハム元投手コーチが管理に持論

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   プロ野球日ハムで昨年まで1軍投手コーチを務めていた荒木大輔氏(57)が2022年4月18日放送の「岩本勉のまいどスポーツ」(文化放送)に出演し、日ハム・新庄剛志監督(50)が掲げる先発投手陣の「中4日構想」について言及した。

  • 新庄剛志監督(写真:アフロ)
    新庄剛志監督(写真:アフロ)
  • 新庄剛志監督(写真:アフロ)

登板機会増やし選手の査定アップを

   スポーツ紙などの報道によると、新庄監督は4月11日に先発ローテーションを中4日で回す構想を明かした。ビッグボスは先発陣の球数を抑える事で打者2巡目までをしっかり抑え、登板機会を増やすことで選手の査定を上げる目的もあるという。

   今季はエース上沢直之投手(28)が4月10日の楽天戦(札幌ドーム)において中4日で先発のマウンドに上がり、チームは延長10回3-2のサヨナラ勝利を収めた。

   番組で、MCの岩本勉氏(50)から中4日登板について率直な意見を求められた荒木氏は「僕はいい考えだと思っています」と理解を示しつつ、「ただそのためには準備をどこまでしていたのかなと。キャンプ前から要は監督が就任した時からピッチャー陣はこうやっていこうという感じで選手たちに伝えていれば僕はOKだと思います」と続けた。

   そして「開幕になってからいきなり『中4日で行くよ』『いつ投げるよ』という感じになると選手は体の疲れは取れても頭の方がついていかないというか。この日本当だったら休む日なのにみたいな感じが。それはちょっといくらなんでもきついかなと」との見解を示した。

荒木氏「僕の場合は結構早い回でノックアウトされているので」

   荒木氏はヤクルト、横浜ベイスターズで投手として活躍し、現役時代は中4日以内の先発マウンドが23試合あったという。

   現役時代の中4日マウンドについて岩本氏から「しんどい影響はありましたか?」と質問されると荒木氏は「ないです」と即答。これに岩本氏も「僕も中4日で結構投げてて、5回ぐらい中4日登板していていずれも7回以上投げてる。だから中4日がしんどいねんと思ったことが1回もない」と続いた。

   荒木氏は自身の経験を振り返る中で「僕らの時代はそういう時代だったので比べてもあれなんだけど。僕の場合は結構早い回でノックアウトされているのがあるから」としつつ、「僕は(中4日は)アリだと思う。その代わり管理ですね。球数とか。そういうものをちゃんと管理してあげてやるのは全然OK」と語った。

   また、荒木氏は中4日でローテーションをきっちりと回すと厳しい面があるとし、投手のコンディションなどを考慮した上で登板間隔を首脳陣が判断するべきとの見解を示した。チームは19日から楽天との3連戦(楽天生命パーク)、22日からは本拠地・札幌ドームにソフトバンクを迎えて3連戦に臨む。

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