大阪万博「いのちの輝き」新ビジュアル公開 ネットで続く反響、主催側の受け止めは?

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「クラゲ館」「クラゲ大仏」命名の由来は?

   万博のメインテーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」は8人のプロデューサーが主導し、8つのパビリオンで表現される。各界で活躍するプロデューサーの顔ぶれとテーマ、パビリオン名は以下の通り。

福岡伸一さん(生物学者) テーマ「いのちを知る」 パビリオン名「いのち動的平衡 I am You」
河森正治さん(メカニックデザイナー・アニメーション監督) テーマ「いのちを育む」 パビリオン名「LIVE EARTH×SPACE LIFE」
河瀬直美さん(映画監督) テーマ「いのちを守る」 パビリオン名「いのちのあかし」
小山薫堂さん(脚本家) テーマ「いのちをつむぐ」 パビリオン名「EARTH MART」
石黒浩さん(ロボット工学者) テーマ「いのちを拡げる」 パビリオン名「いのちの未来」
中島さち子さん(数学者・ジャズピアニスト) テーマ「いのちを高める」 パビリオン名「いのちの遊び場 クラゲ館」
落合陽一さん(メディアアーティスト) テーマ「いのちを磨く」 パビリオン名「null2」
宮田裕章さん(慶応義塾大学教授・データサイエンティスト) テーマ「いのちを響き合わせる」 パビリオン名「Co-being」

   人間の創造性にフォーカスし、音楽演奏やライブパフォーマンスが行われるパビリオンの名前は「クラゲ館」。外観はクラゲの傘に似て、館内には「クラゲ大仏」「クラゲ茶室」も作られる計画だという。プロデューサーの中島さんは「クラゲ」をモチーフにした理由について

「私達で創造性や命の話をしていた時に、『揺らぎのある遊び』がキーワードとして出てきました。用途や目的が決まっている遊びではなくて、ゆらゆら遊んでいる中で自発的に遊びの目的が生まれてきたり、変わっていったりする。そういう『揺らぎ』のある遊びが大事だということと、中の来場者の皆さんが外から見えるといいなとか、建物が生きているかのように見せることを考えているうちに『クラゲ』になりました」

   と報道陣からの質問に答えた。また「クラゲ大仏」のきっかけは

「プロデューサーたちと大仏を見に行ったことがあるのですが、造ることだけが目的というよりも、(大仏に込められた)皆が元気になる、社会を思うような気持ちが大事なんだという思い」

   とのエピソードがヒントになったと話した。

(J-CASTニュース編集部 大宮 高史)

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