男性「配達員の気持ちも分かるが、表現を変えるべきだったのでは」
投稿者の男性はその後、受け取れなかったビジネスシューズについて、4月8日に再配達の手配をしたが、9日も不在票が入っていたという。このときも、仕事でうっかりしていたとした。
この日のうちに、再配達をまた手配し、12日の19~21時にプライム無料サービスの時間指定をした。そして、ツイッターで投稿したように、同日に写真の不在票計2枚があったとしている。
12日は、正午ごろから、職場メンバーの飲み会に出ており、店を移動するなどして、帰宅したのは22時過ぎぐらいだったという。時間指定したことは、このときも忘れていたという。
不在票2枚に「家におれや」などの書き込みがあったため、アマゾンのサポートセンターに12日のうちに電話して報告した。男性は、配達員と顔を合わせるのが怖いため、13日にビジネスシューズの注文をキャンセルした。アマゾン側からは、今後このようなことがないよう気を付けるという内容の謝罪を受けたという。
男性はツイッター上で、客への対応を行うアマゾンヘルプの公式アカウントともやり取りをしている。ヘルプ公式も12日、「配送業者Amazonの対応によりご不快の念をおかけし誠に申し訳ございません」と謝罪した。そのうえで、「Amazon配達員の対応については、カスタマーサービスで確認後、改善要請を行います」と説明した。
今回の騒ぎについて、男性は、次のように取材に心境を明かした。
「これまで他の配達業者から不在票を入れられることもありましたが、勤務表を確認して余裕を持って注文していたと思っています。今回は、私が家にいなかった落ち度がありましたので、配達員が頭に来る気持ちも分かります。しかし、配達員もお仕事ですので、『安易に時間指定をしないで下さい』『別の受け取り方法でお願いします』といった表現にすればよかったのでは。ツイッターを非公開にしたのは、自分で書いたとする自作自演の指摘に反論しても、批判ばかり来て精神的に参ってしまったからです」
アマゾンジャパンの広報本部にも、J-CASTニュースが15日から取材依頼しており、その回答を待っている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)