TikTokで活動のアーティスト達が振り付けを創作
「タイミング~Timing」のTikTokでのブレイクはKlang Rulerの曲リリースから3か月ほど遅れている。若いユーザーが多いTikTokで90年代のポップスが流行しているのはなぜか。2曲に共通しているのは「踊ってみた」で「バズった」ことである。
「タイミング」にキャッチーな振り付けをつけて投稿したのはローカルカンピオーネという、TikTokで人気の3人組ユニット。邦楽・洋楽を問わず数多くの楽曲にオリジナルの振り付けを考案して投稿してきたが、2月16日にKlang Rulerの「タイミング」に独自の振りを付けて投稿すると、これをきっかけに「踊ってみた」動画や「歌ってみた」動画が多く投稿されるようになった。
「ロマンスの神様」のブレイクも、独自の振り付け動画を投稿しているTikTokerのタイガさんが起点だったが、こちらは広瀬さん本人もそのムーブメントに乗っていた。
2月11日にタイガさんが原曲に振りをつけて投稿したところ、広瀬さん本人も21日にタイガさん考案の振り付けで踊った動画を投稿、さらに多くのユーザーに広まるきっかけになった。
同じ「踊ってみた」でも、ニコニコ動画やYouTubeとTikTokでは動画の長さが違う。3分が上限で1分以内の短い動画が一般的なTikTokのスタイルに応じて、こうした動画の振り付けは覚えやすいキャッチーさを意識したようなものが多い。
ローカルカンピオーネは「from LC」名義で楽曲もリリースしているが、TikTok上での活動ではダンスのレベルよりもユーザーに楽しんでもらうことを念頭に、上半身だけで踊れたり、可愛さをアピールできたりする振り付けを意識しているという(「日経エンタテインメント!」2021年10月号インタビューより)。
原曲そのもの良さやもともとの知名度と、TikTokユーザーに向けた親しみやすい振り付けのおかげで、最新の楽曲に混じって懐かしの曲もヒットチャートに連なっている。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)
@localcampione 何事も、タイミングが大事なんですよね。恋や挑戦など。俺たちのことを今見てるあなたと出会えたのもタイミング????どうです?幸せな気持ちになりましたか?☺️言わずもがな、俺たちは幸せすぎりゅよぉ????@klangruler #KlangRuler #タイミング #Timing #ローカルカンピオーネ ♬ タイミング ~Timing~ - Klang Ruler