東京・銀座のインド料理店「ナイルレストラン」の三代目店主・ナイル善己氏は、女性に対する性加害報道があった先代のG・Mナイル取締役(77)を解任したと2022年4月15日にツイッターで報告した。
調理・経営には関与せず
ナイルレストランは1949年に銀座に開業。「日本初の本格インド料理店」(店の公式サイトより)をうたうなどインド料理の名店として知られ、現在はコンビニ大手・セブン-イレブンでコラボ商品が販売されている。
二代目のG・Mナイル氏はメディア出演の多さで知られていたが、22年4月14日発売の「週刊新潮4月21日号」で女性に対する性加害が報じられた。
店の三代目で有限会社ナイル代表取締役社長の善己氏は、15日14時前に「お客様並びに関係者の皆様へ【お詫びとご報告】」と題した文書をツイッターに投稿。「この度は先代であり弊社取締役でもあるG・Mナイルが世間を騒がせてしまい大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
善己氏が代表取締役に就任した17年4月1日以降、G・M・ナイル氏は社の取締役を任されていたが、レストランの調理や経営には一切関わっていなかったと説明。ただ、「会社組織の取締役として名を連ねている事を踏まえ、即日解任致しました」と伝えた。
善己氏は「常日頃ご利用いただいているお客様並びに関係者の皆様を動揺させる形となり大変申し訳ございませんでした。私共といたしましては、今後も従業員共々変わらぬ努力を続け、お客様に愛される料理を提供出来るよう、より一層励んで参ります」とした。