「それをなんで知ってるのか」 佐々木朗希の完全試合、古田敦也が注目した捕手・松川の「凄さ」

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石井一久はノーヒットノーラン寸前で交代を申し出た?

   古田氏は現役時代に捕手として2度ノーヒットノーランを経験している。1995年9月9日のヤクルト―巨人戦でテリー・ブロスと、97年9月2日のヤクルト―横浜戦で石井一久とバッテリーを組んで達成した。記録がかかったベンチの雰囲気を聞かれ、

「5回終わりでひと区切りあって、6回終わりでピリピリっとしますね。7回くらいになるとピリツキどころか誰も触れなくなります。触れなくなります」

と話すが、後者の試合では当の石井一久が自ら交代を申し出ていたという。

「8回終わった時に(石井が)『マウンド降ります』『疲れたんで』と言ったんで、俺がさすがにその時は行って『お前投げろ!』と言って」
「コーチが『本人降りるって言ってます』って監督に言いに来たんで。俺はいつも監督の前に座ってるから、それ聞いて乗り込んで行って『お前今日だけは投げろ!』って言って(笑)。その時だけちゃうかな、ピッチャーに向かって『投げろ』なんて言ったの」

と振り返っていた。

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