椅子の背にもたれかかったり、うつむいたり、携帯電話を操作したり...
日本や米国での演説同様、相手国の背景に合わせて内容が練られていたが、聴衆の反応は大きく異なっていた。
朝鮮日報によると、韓国の国会議員が演説に向けた関心の度合いは「他国より著しく低かった」。他国では演説を放映した部屋には多くの人が集まったのに対して、韓国では「あちこちが空席」だった。各国ではスタンディングオベーションだったが、韓国では「席に座って拍手した」という。
同紙のコラム「記者手帳」によると、記者からは「なぜこんなに出席者が少ないのか」と驚きの声もあがった。椅子の背にもたれかかったり、うつむいたり、携帯電話を操作していた議員もいたという。大統領選では「ウクライナの痛みを共有する」と主張した野党議員がいたといい、コラムでは「この日は、そのような熱意を見いだすのは困難だった」と嘆いた。