佐々木朗希の才能は「大谷翔平を凌駕している」 完全試合&19Kの異次元投球に広がる衝撃

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   ロッテ・佐々木朗希が異次元のレベルに駆け上がった。

   2022年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB史上最年少となる20歳5か月で完全試合を達成。1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)以来巨人・槙原寛己が達成して以来、28年ぶり史上16人目の快挙だった。

  • 佐々木朗希(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    佐々木朗希(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • 佐々木朗希(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

まさに「伝説の投球」だった

   しかも、2年連続首位打者を獲得している吉田正尚から3三振を奪うなど、プロ野球タイ記録の19奪三振をマーク。初回2死から5回までに13連続奪三振で64年ぶりに日本記録を更新と、まさに「伝説の投球」だった。

   「自己最速タイの164キロを2度マークした直球に、150キロ近い高速フォークは途中まで判別がつかない。オリックスの打者たちはボール球になるフォークに手が出ていましたが、直球だと思って振りにいってバットが止まらない状況になっている。バットに当てるのさえ至難の業でした。

   ダルビッシュ有(パドレス)、大谷翔平(エンゼルス)など凄い投手を見てきましたが、佐々木朗の才能はこの2人を凌駕している。世界一の投手になれる素材だと思います」(スポーツ紙デスク)

   大船渡高3年時に163キロを計測したが、当時は細身の体でエンジンを制御しきれない危うさがあった。

   ロッテに入団した1年目の21年は1、2軍通じて実戦登板せず、体力作りに専念。同期の奥川恭伸(ヤクルト)、宮城大弥(オリックス)に比べて、「出てくるのは少し時間がかかる」という見方が多かった。

   だが、1軍デビューした昨季、中10日の登板間隔で投げ続けると加速度的に進化していった。課題だった変化球の精度を磨き、走者を背負った時のクイックモーションやフィールディングも以前より確実に上達していった。

大谷翔平の3年目を超えられるか

   昨オフに相当なトレーニングを積んだのだろう。下半身がどっしりした今年は2月の実戦登板から直球が160キロ台を計測するなど、球に力強さが増していた。

   大谷は高卒3年目の15年に15勝5敗、防御率2.24で最多勝、最優秀防御率、最高勝率(.750)のタイトルを獲得している。佐々木朗はどんな成績を残すだろうか。

「同時期の大谷と比べて佐々木朗の方が明らかに制球力はいい。あとは1年間安定したパフォーマンスを続けられるかどうかですね。スライダー、カーブの制球を磨けばさらに投球の幅が広がる。山本由伸(オリックス)という球界を代表する投手がいますが、複数の投手タイトルを獲得する可能性は十分にあります」(スポーツ紙記者)

   佐々木朗の一挙手一投足から目が離せない。(中町顕吾)

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