HKT48の世代交代が鮮明 創業メンバー去るも...3期生・矢吹奈子ら、ツアーで見せた存在感

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「元IZ*ONE」共演に客席からどよめき

   ツアーは公演ごとにゲストを招く趣向で、4月10日に東京・渋谷で行われた公演では、AKB48が登場。メンバーの一覧が画面に映し出されると、客席からはどよめきが起きた。そのひとりが、矢吹さんと同様にIZ*ONEメンバーとして活動した本田仁美さん(20)。「ヘビーローテーション」(10年)をダブルセンターでパフォーマンスした。IZ*ONEの活動終了後に2人がステージで共演するのは初めてで、本田さんは

「2年半同じグループで一緒に活動してたけど、こうしてそれぞれのチームに戻っても、こうしてセンターで同じスタンドマイクで一緒にパフォーマンスができて本当にうれしいです」

と感慨深げに話した。矢吹さんは「不思議な感じがするね」と応じた。

   4期生の運上弘菜さん(23)、ドラフト2期生の松岡はなさん(22)をはじめ、矢吹さん以外にも多くのメンバーが「創業世代」のポジションを引き継いだ。例えば、田島さんがセンターだった「SNS WORLD」(21年)は5期生の石橋颯(いぶき)さん(16)がセンターに。ドラフト3期生の渡部愛加里さん(17)は、「モーニング娘。」とコラボした指原さんのセンター曲「Get you!」(17年)などを歌った。4期生の武田智加さん(19)や5期生の竹本くるみさん(18)も、客席への「あおり」で存在感を増した。

   横須賀の夜公演の終わりには、1期生で「チームH」キャプテンの松岡菜摘さん(25)以外に、4期生もあいさつした。地頭江音々(ぢとうえ・ねね)さん(21)は、「あおり」で「本当に心臓が飛び出そうなくらいに緊張した」ことを明かし、「ツアーが終わるまでに、もっともっと成長している姿を見せられたら」と意気込んだ。同期の豊永阿紀さん(22)も、

「なかなか今まで通りとはいかないかもしれないけど、こうして皆さんと思い出が重ねられることがうれしいし、HKTが10周年を迎えて、また新たに踏み出すというこのタイミングで皆さんと共有できる場ができて本当に嬉しい」

などと話し、コロナ禍でもコンサートが開催できたことに感謝した。

   ツアーは現時点では5月1日に名古屋市、5月7日に熊本市、6月10日に大阪市でも公演が予定されている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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