SNS投稿の可能性「全く予想外」
しかし実状としては、個人で所有するに留まらず、各SNS上に予防接種の風景を投稿するユーザーも存在する。これについて院長は、
「正直言って、SNSに公開するということは全く予想外だった。全世界に自分の姿を発信するという今の若い方たちの考え方に初めて気づいた」
と驚きを示す。これまでは、撮影者の良心を信じていた部分があったと振り返り、「第三者に何の断りもなく出すっていうのが、ちょっと私には良く...世代的に分からない」と戸惑いをみせた。
また親が子供の写真などをSNSに投稿することに関しては「自己責任」だとしながら、職員らの姿が不特定多数に公開されてしまう行為には拒否感を示す。
院内では撮影に関して議題にあがったことはないというが、院長は改めて職員らと情報を共有したうえ、撮影方法などを再検討するとした。
先述のYzさんは撮影に関して次のように訴えている。
「患者サービスとして撮影を許容したり促したりする施設もあるようですが、撮影の可否は施設ごとに異なります。少なくとも撮影前に確認するマナーは求めたいです」