対応は施設によって異なる
Yzさんによると、撮影に関する病院の対応はまちまちで、「施設単位で禁止している場合」や「医師によって可否はそれぞれ」などのパターンがあるという。また次のような印象を述べた。
「規模の大きな医療機関ほど禁止する傾向が強いと感じます。診療所レベルでは(施設単位で)禁止しているところは身のまわりでは多くはありません」
さらに「NICU(編注:新生児集中治療室)や長期入院する施設などはSNSに投稿しなければ制限付きで許可している場合もあります」とも補足する。
勤務先の病院では撮影禁止、非常勤先の診療所では医師ごとに判断する形が取られているという。職場の反応については、
「『自分が写り込んでしまってはいやだ』『なぜ撮影したいのか感覚的についていけない』といった感想をよく聞きます」
と伝える。「自分が写らなければ気にはしない」といった声を聞くこともあるとする。
診察中の撮影を禁止しているのは、Yzさんの勤務先だけではない。小児科の取り扱いがある総合病院の公式サイトを確認すると、少なくとも10施設以上が撮影を禁止または原則禁止とする旨を公表していた。
他方、撮影を許可している病院もある。どのような考えなのか。J-CASTニュースは31日、予防接種時の撮影が可能だとホームページで公表している小児科の院長に話を聞いた。