「食品でないものがチーズケーキに付着してしまう」
牛乳パックを加熱する危険性を指摘した小栗さんの投稿は、大きな反響を呼んで、4000件以上もリツイートされている。騒ぎになったためか、4月8日になって、テイストメイドジャパンのツイートが削除され、ユーチューブ動画が非公開になった。
日本乳業協会の環境部長は8日、牛乳パックの加熱について、J-CASTニュースの取材にこう説明した。
「牛乳パックは、防水性や抗菌性を担保するため、紙の内側と外側にポリエチレンをコーティングしています。オーブンに入れて100度以上になれば、その樹脂が溶けてしまい、食品でないものがチーズケーキに付着します。ポリエチレンは、食品衛生法で認められた安全な素材で、体内に入っても害はほとんどないとされています。しかし、ビニールの成分であって食品ではありませんので、付着するのは好ましくないでしょう」
テイストメイドジャパンの投稿については、こう話した。
「牛乳パックは、手軽な容器だと思って、深く考えずに加熱してしまう人もいるようです。シェフの方がご承知でなかったのは残念ですが、今後は注意していただければと思っています」
なお、牛乳パックをオーブンに入れても、150度ぐらいなら燃えることはないのではないかとした。パックが発火するのは、数百度になってからだとしている。