カムカム「マスクなし」の未来に視聴者感動 コロナ終息の願い?「最後の祈りであるように思った」

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   2022年4月8日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のマスクをめぐる作中の演出に、視聴者の注目が集まった。

   俳優の川栄李奈さん(27)演じる3代目ヒロインの大月ひなたが、自身が出演するラジオ英会話番組の最終回を迎える2025年3月の様子が放送されたが、その際、街行く人々がマスクをしていないことに対し、視聴者から驚きの声が上がったのだ。

  • 川栄李奈さん(2018年撮影)
    川栄李奈さん(2018年撮影)
  • 川栄李奈さん(2018年撮影)

「2025年だれもマスクしていなかったの本当に良かった」

   ドラマでは最終週となった4日から、ひなたが2024年度のラジオ英会話番組の講師に就任すべく国内で活動するシーンが、2003年12月25日のクリスマスコンサートでの様子と並行して放送されていた。この時、ひなたはマスクを着用して空港に降り立っていたほか、ラジオ番組のスタッフから講師就任のオファーを受ける際の会議でも、やはりマスク姿。また、映画村で伴虚無蔵(松重豊さん=59)と会った際にもやはりマスクを着用していたのだ。

   しかし、8日の放送のラストでは、英会話番組の最終回の放送が終わった後に、ひなたがかつて勤務していた「条映太秦映画村」の敷地内を歩く姿が描かれたが、その際、ひなたの顔にマスクはかけられていなかった。このシーンでは番組を共に担当したウィリアム・ローレンス(城田優さん=36)も登場し、ひなたと対面したが、やはり、その顔にマスクはなし。通行人の顔にもマスクはなかった。

   このため、視聴者からは、

「2025年だれもマスクしていなかったの本当に良かった。最高の最終回。朝ドラでした」
「2025年に誰もマスクをしていないというのが『コロナが終息した世界でありますように』という制作がこの作品で伝えたい最後の『願い』『祈り』であるように思ったわ」

   といった、現実では2022年現在、新型コロナウイルスの流行が終わっておらず、マスクが欠かせない社会であることを意識するツイートが上がるなどしている。

   なお、最終週は、コロナ対策と見られる演出がほかにもあった。4日の放送の冒頭では、作中に登場するジャズ喫茶「ディッパーマウスブルース」の店内には机の上にアクリル板が立てられていたほか、7日の放送で映った、ひなたが出演するラジオ英会話番組のスタジオにも、やはりアクリル板が立てられていた。このため、視聴者からは「2024もマスクか...」といった声も上がっていた。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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