「寄り添う気持ち」を重視している
反響を受けて番組プロデューサーの矢野政臣さんは6日、J-CASTニュースの取材に対し「こんなに話題にしていただいていることは本当に嬉しく思っています」と喜びを表した。
番組は「男性女性年代問わず、献立に悩む人」をターゲットにしているといい、
「『きょう何にしようかな...』と誰に聞くこともできず悩んでいる人に見てもらい、『あ、これいいかも』と思ってもらえたら、という思いで番組を作っています」
と伝える。加えて「食べるだけで感謝の気持ちがない人」にも届けたいとする。
番組のこだわりは「望む望まないにかかわらず、毎日ご飯を作らねばならない人に寄り添う気持ち」を忘れないことだという。矢野さんは「たまに料理をする人は楽しく作れるけれど、毎日献立を考えないといけないとなると、それは本当に大変な作業です」といい、具体的に、
「栄養バランスに肉・魚・野菜のローテーション、家族の好みに冷蔵庫の在庫管理、予算繰り、レシピの収集、買い物、後片付け...一言で『料理』といっても、その背景にどれだけの作業があることか!」
と訴えた。この考えに基づく要素のひとつには、DAIGOさんが皿や調理器具を洗う場面があるとする。ほかにも次のように述べる。
「じゃがいもの皮をむく、調味料を量るところを視聴者の皆さんは斬新に感じていただいたようですが、これは日々台所で行われている『当たり前』のこと。その大変もDAIGOさんに実感してもらいたくて、取り入れています。
多くの人が『当たり前』と感じるようなことでも、ほぼ初心者のDAIGOさんから見れば感心することも多々あります。その初々しさを楽しみつつ、そして作ってくれる人への感謝も感じてもらえたら嬉しいですね」
見どころに「DAIGOさんの成長ぶり」を挙げつつ、視聴者に向けて「DAIGOさんと一緒に成長してほしいと思います」とエールを送る。
また自身がコロナ禍でリモートワークや子供の休校などを経験するなかで実感したことも制作に影響しているといい、「副菜の提案も『これメインで作ったらあと何したらええねん!』という体験談からやっていますので、そこも楽しんでもらえたらと思います」という。