「仮にダウンを取られたとしても粘り強く泥臭く」
「村田選手はおそらくがっちり守ってプレッシャーをかけていくボクシングをするだろうと予想します。ゴロフキンの強打に対してそれをやり続けることが出来たらそこが勝機となるでしょう。とにかくしっかりガードを固めてボディーコンタクトをして削り合いながら左ボディー、あるいは右ストレートがカギになると思います」
また、金平会長は村田が離れて戦うイメージがわかないとして試合は接近戦になると予想し、戦いが長引くほどゴロフキンにも焦るが出てくるとだろうとの見解を示した。
「村田選手は若干効くパンチを受けることもあるかと思うが慌てないことが大事。仮にダウンを取られたとしても粘り強く泥臭く戦うイメージでいってほしい。なるべくガードを固めて。そうすれば10ラウンドあたりに勝機が見えてくると思います」
そして今回のビッグマッチが日本のボクシング界にとってどのような意義を持つかについて言及。
金平会長は「コロナ禍のなかでボクシング興行が潰れていく中で今回の興行は凄い意義がある。日本ボクシング界ここにありと。あと新たな試みとしての脱地上波(編注:試合はAmazonの独占配信)。もしかしたら地上波放送がないことで一気にマイナー化してしまう恐れもあるが、やるからには是非うまくいってほしい」と期待を込めた。