プロ野球西武、巨人で活躍した野球解説者のデーブ大久保氏(55)が2022年4月4日にユーチューブチャンネルを更新し、右人差し指を負傷した西武・森友哉捕手(26)について言及した。
「翌日は違うキャッチャーを入れる予定だったと思う」
動画は「森友哉捕手のマスク投げについて解説します」とのタイトルで公開され、大久保氏が現役時代の経験を踏まえて森が負傷した経緯などを解説した。
スポーツ紙などの報道によると、4月2日のロッテ戦で先発マスクをかぶった森は8回の守備からベンチに退き、ロッカーでマスクを投げた動作に起因して負傷。千葉県内の病院で検査した結果「右示指(人差し指)基節骨骨折」と診断され、3日に出場選手登録を抹消された。
森がマスクを投げた行為について西武ファンの知人から「交代させられたことに怒ったのか?」との質問を受けたという大久保氏は「そんなのは全然ない」と真っ向から否定し、次のように説明した。
「翌日は違うキャッチャーを入れる予定だったと思います。だから翌日入れるキャッチャーを1イニングでも守らせておくというのは明日へ向かって大事なこと。その中で森友哉がタイミング悪く大量失点してしまった」
「実は森友哉はメチャクチャ責任感がある」
また、大久保氏は森の性格についても言及。「実は森友哉はメチャクチャ責任感がある。誰からも聞いている」とした上で、「マスクを投げようとしたらたぶん指かなんかがマスクに引っかかって投げ切れなくてバキッていったと思う」との見解を示した。
さらに「自分が骨折するとはもちろん思っていないし、去年から自分の中でプレースタイルがうまくいっていない。どう変化していっていいのかも分からない。ピッチャー陣を抑えさせてあげられない。『俺って何なんだろう。何やってるんだろう俺は』という悔しさが、まだまだ若いのでマスクを投げる行為に出たと思う」と分析した。
森は開幕から打撃で結果を残せず8試合に出場して打率.167。2日のロッテ戦では3打数無安打でチームは1-8で大敗を喫した。
大久保氏は「自分が自分の不甲斐なさで道具にあたって森友哉がケガをして自分にまず迷惑をかけた」と指摘し、「自分を大事にしないということはチームを大事にしない人間だということを黒歴史としてものすごく反省していると思う」と語った。