AKB48が2022年4月3日に「AKB48 LIVE SHOW ~AKBINGO! THE FINAL サヨナラ毛利さん~」と題して横浜市内で開いたコンサートで、グループの新たなバラエティー番組の顔が選ばれた。
コンサートは新番組「AKB48 サヨナラ?利さん」(日本テレビ)が4月7日深夜(8日未明)に始まることを記念して開かれ、番組の「センター」を観客の投票で決めるという趣向。センターに選ばれた大盛真歩さん(22)は「びっくりしすぎて...!絶対私、この中で絶対一番ファン少ないから...」と恐縮しながら、元NMB48・渡辺美優紀さん(28)のソロ曲「わるきー」にちなんで「まほきー」を披露したいと意気込んだ。
「左右ウインク乱れ打ち」に「かわいいー!」
投票の対象になる企画はふたつ。ひとつが、「15秒で番組のセンター掴みまSHOW?」と題して、15秒で特技を披露するコーナーだ。岡田奈々さん(24)が「メンバーの激カワ写真フリップショー」、下尾みうさんが(21)「カエルのものまね」、気象予報士の資格を持つ武藤十夢さんが(27)が「明日のお天気」など思い思いの特技を披露する中で、大盛さんが選んだのは「左右ウインク乱れ打ち」。ひたすらウインクを繰り返す姿に、他の出演者からは「かわいいー!」の声があがった。
もうひとつが、「クロちゃんお尻合いゲーム」。19年9月まで放送されたバラエティー番組「AKBINGO!」のコーナーのひとつで、スタートボタンを押すと尻を突き出して近づいてくる「安田大サーカス」クロちゃん(45)を、どこまでストップボタンを押さずに耐えられるか競うチキンレースだ。
見守り役の柏木由紀さん(30)は、「メンバーをいけにえに差し出す気持ち」。メンバーに「無理せず、本当に。こんなところでクロちゃんのお尻に近づいても何の意味もないから」とアドバイスした。このアドバイスに従ったのがトップバッターの本田仁美さん(20)で、スタート直後にストップボタンを押した。グループ総監督の向井地美音さん(24)と岡部麟さん(25)が続き、それぞれ終着点の15センチ、7センチ前まで耐えた。最後に挑戦したのが大盛さんだったが、最後までボタンを押さなかった。
「推しメン」込山榛香を見習ってボタンを押さなかった
メンバーの込山榛香さん(23)も、19年7月の放送で最後までボタンを押さなかったという経緯がある。大盛さんの「推しメン」が込山さん。先輩と同じ挑戦ができたことを
「自分がいつかやれるなら頑張りたいと思っていたので、ここでできてうれしいです!」
と喜んでいた。この経緯が観客に評価され、センター選出につながったとみられる。
大盛さんは18年にドラフト3期生としてAKB48に加入。22年5月18日発売の新曲「元カレです」で、表題曲を担当する「選抜メンバー」に初めて選ばれた。それだけに現時点での知名度は必ずしも高くなく、コンサート終盤でセンターに選ばれたことが告げられると、「びっくりしすぎて...!絶対私、この中で絶対一番ファン少ないから...」。会場に笑いが広がる中、
「昔からAKBINO!のファンとして見ていて、そういう企画に取り組む熱いAKBが好きで、私も加入したので、そういうところで選ばれてセンターにさせていただいたことが、すごくうれしいです!」
などと意気込んだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)