ツイッターで売り上げが急増
型抜きチーズのオンライン販売がツイッターで話題になると、売り上げにも大きな影響があった。広報担当者は次のように述べる。
「SNSの反響のおかげでアクセス数・注文件数は10倍以上になっています。たくさんの方に知っていただけたことをとても嬉しく思います。型抜きチーズを広めていただいた、さかなかもしれない様には手厚くお礼をさせていただきたいと思っております」
取材に対し、さかなかもしれないさんは、学校給食で好きだった型抜きチーズを懐かしく思い、検索した際にナカヤマフーズの販売ページを見つけたと明かす。気になった商品サイトをツイッターにメモしていたところ、大きな反響があった。投稿に寄せられたツイートについて、「知らない人の給食の思い出の断片を見れたのが楽しかったです」と振り返った。
ナカヤマによれば、型抜きチーズや関連商品の売り上げは約13倍になった。購買層は20代から50代と幅広く、「ずっと探していました!また食べることが出来てうれしいです」「娘が大好きなデザートを家族と一緒に食べられて幸せです」「今後もリピートして買いたいです!」といった声が寄せられたという。
日東ベスト(山形県寒河江市)の「焼プリンタルト」、「米de国産豆乳プリンタルト」、「フレンズクレープ ヨーグルト風」といった給食メニューの売れ行きも好調だという。ナカヤマは、今後も給食用食材を拡充したいと意気込んだ。
「一般のお客様からも、グルテンフリーやアレルゲンフリーといった給食食材を一般消費者向けに販売してほしいとのお声もいただいております。お子様の食に関するアレルギーなどでお困りの方が多くいらっしゃるようです。今後はさらに力をいれ、多種多様で美味しい学校給食食材を一般の方に向けて販売していく予定です」
さかなかもしれないさんも、型抜きチーズの販売を続けてほしいと願っている。
「自分は昔とても偏食で美味しく食べられるものが少なく、給食で出たメニューの中で気に入ったものがあると親が取り寄せてくれたり作ってくれたりしていたので、私みたいな子がQBBの型抜きチーズを気に入った時に注文できるよう、これからも販売を継続してもらえたら嬉しいなと勝手に思っています」(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)