(4月1日19時30分追記)SOL JAPANが取材に回答
取材に対し、SOL JAPANは1日、フグ混入の経緯について「発送業務担当者の認識の無さ、薄さと、発送前の最終確認を怠ったため同梱に至りました」と振り返った。同社は今回の経緯を次のように説明する。
「チャレンジFishボックス」は、不確定の鮮魚をその日水揚げされたものの中から販売している。未処理のフグが混入した商品は3件あり、発送済みだった。3月31日に、商品を受け取った客の1人から連絡が寄せられた。当初は客に対し「サカマで購入されるお客様はみんな魚の調理に詳しいから大丈夫かと思いました」「一応、(他の)購入者に連絡対応する」などと説明していたという。
「こちらの認識の無さ、甘さがそのようなご対応となりました。そのような対応がさらにお客様にご不安を与えてしまいましたこと、重ねて深く反省しております」
客からの指摘を受けた後、社内で共有し重大なこととして受け止めた。SOL JAPANは残りの購入者に電話し、1件は未開封のまま返品を要請し、残りもう1件は発送を停止した。同日18時ごろには管轄の松江保健所に連絡し、食品事故は防がれたとしている。
翌1日、松江保健所の職員が訪問し、現地確認と指導を受けた。罰則等の処分は無かったという。
SOL JAPANは、「とても不快な思いをお客様にさせてしまいましたことが今回、食品事故が無かったとはいえ一番の猛省するところです」と振り返る。今後は消費者に不安を与えないよう、法令遵守等に努めるとしている。
「当方に全面的に非があることを重く受け止め、指導いただきましたことはもちろん、食品を扱う立場としてさらに安全管理の認識を深めるべく管轄行政機関と連携して、今後このようなことが起きないよう社内全体で食の安全に努め、再発防止策を講じて参ります」