「5000万円超」ヒカルが手掛けた秋葉原カード店、コロナ禍で閉店へ 店長語った「最大の問題」

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当初は「ヒカル君を呼んで、来店イベントやろうぜみたいな話もあった」

   オープンの遅れだけではなく、その後の店舗経営にもコロナの影響があったとした。

   店の秋葉原進出だけでなく、店長自身も東京に住んで店舗経営に深く関わる予定があったものの、生活環境や感染拡大などの問題で断念したという。

「遊楽舎姫路花田店というのは姫路市のほうにありますし、家族も姫路市に住んでいます。私が出張用にアパートを東京に借りて、そこに住むとなった場合、東京にいる期間は長くなります。時期を見計らって東京と姫路の行き来を繰り返した場合、家族・姫路の従業員・姫路のお店に来てくださっているお客さまに、コロナに感染させる、私がコロナを(姫路に)持ち込んでしまう可能性が非常に高かったんです」

   コロナ禍でイベントの開催などができなかったことが「最大の問題」だと語った。

「ヒカル店で最大の問題だったのが、大きなイベントを打てなかったことなんです。実際何度かやったことはあるんですけど、結局尻切れとんぼみたいな形で終わってしまいました。その最大の理由がコロナにあったんですよね。あまりお客さんを呼べないから時間制限を設けましょうよとか、握手とかは禁止しましょうとか。色々と制限があったんです。当初の予定ではヒカル君を呼んで、来店イベントやろうぜみたいな話もあったんですけども、それもコロナの影響でできなくなってしまった」

   店長は、秋葉原の店舗を訪れる機会が減ったことで、「一番迷惑を被ったのはソフマップさんじゃないかと思います」と振り返った。スタッフに対し経営面や運用方法などのアドバイスを伝えることが難しくなったという。2021年末にはリニューアルを予定していたが、オミクロン株の流行により計画は頓挫した。

「オミクロン株が仮になんとかなったとしても、また新しい変異ウイルスが出てくる可能性っていうのも否めない。もうずっとコロナとにらめっこになってしまう」

   店長は、周囲の人々にコロナを広めてしまうきっかけになることは避けたいとして、経営の継続は難しいと考えるようになったとした。

「このまま行くとヒカル店にはますます足を運ぶことができなくなる。誰か私の代わりになる人を東京の方に立てたとしても、その方との意思疎通の方法が、オンライン会議はできたとしても、実際に物を見て『ああするんやで、こうするんやで』と顔と顔を突き合わせた話し合いができないので、店舗を維持するのは難しいのかな。と思ってしまいました。その結果、『遊楽舎ヒカル店』は閉店させていただきましょう、という流れになりました。本当に今まで応援してくださったお客様、大変申し訳ございませんでした」
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