予算案賛成は「年が上がるにつれて『どうなんだ』という声が増えている」
TBSの調査でも予算案の賛成について質問している。「適切だった」55%に対して「適切ではなかった」は22%。「答えない・分からない」も23%いた。TBSの調査では年代別の回答は分からないが、日経の調査では予算案賛成を「評価する」と答えた人の年代別の割合が明らかになっている。18~39歳が63%、40~50歳代が65%、60歳以上は51%で、高齢者の「評価する」が少ないことが分かる。
玉木氏は
「各社の分析を見ているが、年代が若い人ほど『賛成でよかった』という人が多くて、年が上がるにつれて『どうなんだ』という声が増えているという傾向」
だと説明。労働組合幹部からは
「現役の組合員からあまり反発は出ていないが、OBの人から『なんだ』という声が出ている」
といった話を聞いたとして、年代によって反応に大きな差が出ているとの見方を示した。その上で次のように話し、高齢者にも理解を求めていく考えだ。
「どうしても歳がいってくると、いろんな固定的な考え方になりがちなので、『こういうことなんですよ』『世の中も変わっているし、政治も変わらなきゃいけませんよ』ということを丁寧に、我々としてもご説明をし、また理解を求めていくことが必要」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)