2022年3月28日放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)で、歌手の森山良子さん演じるアニーの言動をめぐり、視聴者に動揺が広がっている。
「本当に岡山に行かずに帰っていいの?」
俳優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが3世代ヒロインを演じる同作。ラジオ英語講座を題材に、100年にわたる家族の物語をハートフルに描く。
※以下ネタバレを含みます。
映画「サムライベースボール」を製作するため来日したハリウッドチームを案内したひなた(川栄李奈さん)は、チームでキャスティングディレクターを務めるアニー・ヒラカワ(森山さん)という日系アメリカ人と出会う。アニーは、ひなたの英語力を高く評価する一方で、甥のジョージ(ハリー杉山さん)に「彼女を見ていると、若いころの自分を思い出すの」と意味深な発言をする。
物語の終盤、だれかに電話をかけるアニーの様子が映される。だが、「頑固者の」相手は出ず、その様子を見ていたジョージが英語で「本当に岡山に行かずに帰っていいの? 前回も行かなかったんだろ。後悔しないと言える?」と質問。押し黙るアニーに対し、「アニー伯母さんてば」と問いかけると、アニーは「ジョージ。私の人生よ。そして、それが人生ってものなの」といさめるのだった。
番組公式ツイッターは放送後、「アニーさん、ひなたちゃんに自分の若い頃を重ねているようですね。。」と投稿している。
アニーといえば、初登場時から視聴者の間で「アニー... Annie...『an=餡』」「おばあちゃんの"アニー"さん... もしやあんこ... 安子...? アメリカでアンと呼ばれていたのでは?」などと、初代ヒロイン・安子(上白石さん)である説が浮上。しかしその後の放送で、「ヒラカワ」という名字が明かされ、ヒロインたちが聞き継いできたラジオ英語講座の講師である平川唯一(さだまさしさん)の親族である説が濃厚となり、インターネット上ではアニーの正体をめぐりさまざまな考察がなされていた。
今回、アニーが安子の過ごした岡山になにか未練がありそうな発言をしたことに対し、またも「アニー=安子説」が再び囁かれるように。こうした事態に、ツイッターの反応は
「その特徴は完全に安子やないかい!と、ほな安子とちゃうか?を一生繰り返してる」 「アニーの『日本が初めて』は嘘で岡山に縁がある... ほな安子やないか。会いたい頑固者の『彼』がいる。ほな安子違うな」
「『私の若い頃を思い出す』 ほな、アニーさんは安子かぁと、私の中でミルクボーイが言っている」 「アニーさんが安子かどうか分からなさすぎてミルクボーイが大量発生してる笑」
などと、行ったり来たり漫才でお馴染みのお笑いコンビ「ミルクボーイ」状態になっている。
アニーさん、ひなたちゃんに自分の若い頃を重ねているようですね。。#森山良子 #ハリー杉山 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/TPaPrYVtyt
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 28, 2022