プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの森山良二コーチ(58)が、先発登板した杉山一樹投手(24)の頭をベンチ内で叩くかのような動画がツイッターに投稿され、拡散している。
投稿者によると、この場面は、スポーツ動画サイト「DAZN(ダゾーン)」の配信で映っていた。ホークスの広報担当者は、「叩いたという事実はない」と暴力を否定したうえで、「『真面目に聞かんか!』と叩くふりをした」と説明した。
杉山投手は、とっさに頭を下げ、驚いたような様子で見上げる
配信があったのは、2022年3月27日に福岡市内のPayPayドームで行われた北海道日本ハムファイターズ戦だ。
この試合で、杉山投手は、5回を投げて、4失点で3-4と逆転され、途中降板した。試合は、ソフトバンクが逆転して、6-4で勝利している。これで、ソフトバンクは、開幕3連勝となった。
問題の場面では、マスクをした森山コーチがベンチに腰をかけた杉山投手に言い寄ると、杉山投手は、じっと森山コーチの顔を見入った。そして、杉山投手がタオルで顔の汗をぬぐうと、森山コーチが右手で杉山投手の頭を叩くかのような様子が映った。
杉山投手は、とっさに頭を下げて避けるような仕草をした後、驚いたような様子で森山コーチを見上げた。その後、杉山投手は、タオルで頭を拭き、森山コーチは両手を使って何か説明していた。
この場面を映した20秒ほどの動画が27日のうちに、ツイッター上で投稿され、50万回以上も再生されている。森山コーチは一体なぜ頭を叩くかのような行為をしたのかと疑問や批判も出て、様々な意見が寄せられている。
森山コーチによる暴力があったのかについて、福岡ソフトバンクホークスの広報室は28日、「森山コーチが杉山一樹投手を叩いたという事実はありません」とJ-CASTニュースの取材に明確に否定した。