カムカム、 五十嵐の「家業はつまらなかった」発言 視聴者はモヤモヤ?

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   2022年3月28日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に登場した、俳優の本郷奏多さん(31)演じる五十嵐文四郎に対し、視聴者からツッコミが入っている。

   この日の放送は25日の放送のラストの続きからで、同日のラストからの登場となる五十嵐は10年ぶりに三代目ヒロインの大月ひなた(川栄李奈さん=27)と再会。五十嵐はひなたに会わないうちにハリウッドのアクションのアシスタントディレクターになっているなど成長著しい姿で再会を果たしたが、その際の発言に対し、これを良しとしない視聴者からツッコミが入ってしまったのだ。

  • 本郷奏多さん(2017年撮影)
    本郷奏多さん(2017年撮影)
  • 本郷奏多さん(2017年撮影)

「おやじの会社で兄貴の下で働いてる自分が、何か、バカに思えた」

   番組冒頭、勤務先の撮影所の道場で偶然の再会を果たしたことに驚きの表情を隠せないひなたに対し、五十嵐は自身がアシスタントディレクターになっていたことを明かした。ドラマで2人は10年前に別れており、そのことを説明するナレーションが流れ、オープニングが終わってもなお、ひなたの驚きは止まらなかった。

   なおも「何でなん? 東京でお父さんの会社手伝うんやなかったん?」と驚くひなたに対し、五十嵐は、「親父の会社は元々うまくいってて、覚えることはたくさんあったけど、そんなに大変じゃなかった。でも、つまらなかった」と、会社員としての仕事にやりがいを見いだせなかったと吐露。続けて、時代劇の大部屋俳優を辞めてからも殺陣の訓練は怠っていなかったことを明かしつつ、

「おやじの会社で兄貴の下で働いてる自分が、何か、バカに思えた」
「それで2年で会社辞めてアメリカに行った」

と、ひなたと別れた後の顛末を語ったのだった。

   これら、再び芸能関係の仕事を目指すに至った五十嵐に対しては「いちおうまだ映画業界で仕事続けてたよ五十嵐くん」と喜ぶ声がツイッターに上がったが、その一方で、

「五十嵐君。夢をあきらめず鍛錬を怠らなかったのはえらいが、父兄が懸命に守ってきた会社の仕事をけなしてはいかん。それがあったからこそ、今の君があるのだから」
「親父の会社を手伝うからと言って別れたのに『親父の会社の仕事はつまらなかった』と言ってしまう五十嵐...!」
「家業をつまらないと思ってるわけじゃない、自分がつまらないだけだってわかるけど...悶々」

と、家業への感謝の念が感じられない言葉を良しとしないツイートが相次いだ。

   ただ、ドラマでは併せて五十嵐は、アメリカにわたる際にはほぼ勘当の状態だったことや、アジア人で殺陣が出来ることを強みにして現在の職にたどり着いたことを明かしたあと、

   「ここでやってきたことが役に立ったよ」とほほ笑むシーンもあったためか、

「10年後には、監督アシスタントになってた五十嵐くん。出世しすぎ?役者が軌道に乗ってひなたと再会。そして、ちょっとはにかみながらの?、って展開がよかったなぁ」

といった好意的な反応も上がっている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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