サッカーの元日本代表DF内田篤人氏(33)が2022年3月24日に行われたW杯アジア最終予選を放送した動画配信サービス「DAZN」でゲスト解説を務め、独特の視点から日本の勝因について言及した。
内田氏「あぐらかいてましたよね」
日本はアウエーでオーストラリアと対戦。前半を0-0で折り返し、後半途中出場のMF三笘薫(サンジロワーズ、24)が終了間際に2得点を挙げ2-0で勝利した。
アウエーで勝ち点「3」を奪った日本は、最終戦のベトナム戦(3月29日・埼玉スタジアム)を残して7大会連続7度目のW杯出場を決めた。
試合終了直後に実況アナウンサーから試合の感想を求められた内田氏は「疲れましたね」と率直に胸の内を明かし、次のように続けた。
「でもやっぱりこうやってみんなのやり切った笑顔を見てもそうだし、途中オーストラリアのベンチ映りましたよね。あぐらかいてましたよね。なんかそれ見て日本、その後の日本のベンチ見てもチームというか、ひとつのそういうところで差が出たりするのかな。終わってみればですけど。そういう感じもしますね」
ファン「ベンチの雰囲気本当に大事」
試合中のプレーだけでなく、ベンチ内の選手の振る舞いについて指摘した内田氏の観察眼にツイッターでは「着眼点がすごい」「ウッチーが言ってることが確かに一番印象に残った」「見ていて同じことを思った」などのコメントが寄せられ、その他には「豪州は戦う姿勢がなかったですねえ」「ベンチの雰囲気本当に大事」などのコメントも見られた。
また、ここまで日本代表をけん引してきた主将・吉田麻也(33)に関して内田氏は「彼はあまり表に感情を出さないタイプですけど、出来ることをコツコツというのはよく見てました。長谷部(誠)さんからキャプテンマークを受け継ぎましたけど、自分の良さ、彼の良さというのをチームのためにという話をしていた」と感慨深げに語った。
そして「それに(川島)永嗣さんもいますし、長友(佑都)さんもいますし経験のある選手がサポートしてくれて、若い選手も出てきていいチームだなと思います」と称賛した。