巨人V奪還のカギは「原監督の我慢」? 打線の命運握る男・丸佳浩の「正しい起用法」とは

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   きょう2022年3月25日、プロ野球が開幕する。12球団を見渡すと、先発ローテーション陣の顔ぶれがガラリと変わったのが巨人だろう。

   エース・菅野智之、メルセデスが当確で、ドラフト3位の赤星優志、3年目右腕・堀田賢慎、2年目右腕・山崎伊織はオープン戦でアピールして先発枠に入った。残りの1枠は、2年連続9勝の戸郷翔征が有力視されている。

  • 原辰徳監督(写真:AP/アフロ)
    原辰徳監督(写真:AP/アフロ)
  • 原辰徳監督(写真:AP/アフロ)

先発陣の顔触れは「不安が大きい」

「昨年の成績を見れば高橋、戸郷は先発に入らなければいけない投手ですが、春季キャンプからなかなか状態が上がってこなかった。赤星、堀田、山崎とそれぞれいい投手ですが1軍登板経験がなく、未知数な部分が多い。菅野もオープン戦では不安定な投球内容が続いている。正直この陣容は不安が大きいですね」(スポーツ紙記者)

   打線もポランコ、ウォーカーの両外国人が加入した以外は昨年と大きな変動はなさそうだ。若手の成長株で期待された高卒2年目コンビの秋広優人、中山礼都はオープン戦で結果が残せず3月18日に2軍合流した。

   心配なのは主力の状態が上がっていないことだ。リードオフマンとして期待された松原聖弥は精彩を欠き、オープン戦では下位を打っていたが結果を残せず2軍で調整期間を経て、1軍に再び戻ってきた。丸佳浩も19打席連続無安打で一時は8番降格も命じられた。

丸は「トータルで見た方がいい」

「丸はシーズンに入れば状態を上げてくるでしょう。広島時代からスランプが長い選手なのでトータルで見た方がいい。打順を下げてくれた方がありがたいですね。ポランコは予想以上にミート能力が高い。

追い込まれても簡単に空振りしないので厄介ですね。ウォーカーは衝突するような打ち方で粗さがあるので少し時間がかかると思います。打線全体で見れば昨年とあまり変わらないですかね」(他球団スコアラー)

   丸は昨年6月に打撃不振でファームへ降格。故障以外の2軍落ちはで9年ぶりだった。好不調の波が激しく、打率.265、23本塁打、55打点と不本意な成績に終わったが、出塁率.365はチームトップで6年連続20本塁打をマークしている。

   空振り三振や凡打している姿が淡白に見えるため損している部分もあるだろう。相手球団から見れば脅威の存在であることは変わらない。原監督が丸をどこまで我慢して起用し続けられるかも、チームの命運を握りそうだ。(中町顕吾)

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