日テレ、出演者の差別発言で謝罪 アフリカ一部民族への蔑称使用、深夜の生放送番組で

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   日本テレビは、2022年3月21日深夜の生放送番組「午前0時の森」で、出演者が差別表現を使用したとして、番組公式サイトで謝罪した。

   掲載された謝罪文によれば、出演者が口にしたのは「『ホッテントット』というアフリカの一部の地域の方々への差別表現」。そのほか、女性の身体的特徴に関する発言や、性的な発言もあったという。

  • 日本テレビ(写真:西村尚己/アフロ)
    日本テレビ(写真:西村尚己/アフロ)
  • 「午前0時の森」公式サイトの謝罪文
    「午前0時の森」公式サイトの謝罪文
  • 日本テレビ(写真:西村尚己/アフロ)
  • 「午前0時の森」公式サイトの謝罪文

「アフリカの一部の地域の方々への差別表現を使いました」

   「午前0時の森」は、日本テレビ系列で2022年4月11日から毎週月曜日・火曜日に放送開始予定の生放送トークバラエティ。21日深夜には、レギュラー放送に先立ってパイロット版が生放送された。

   初回には、特別MCとして元プロレスラーの前田日明さんらが出演した。この放送中、出演した女性の身体的特徴を揶揄するような発言などがあったとして、視聴者から問題視する声が上がっていた。

   番組公式サイトで24日までに公開された謝罪文は、以下の通りだ。

「女性の身体的特徴に関する発言、性的な発言などにより、視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。その際に、出演者が『ホッテントット』というアフリカの一部の地域の方々への差別表現を使いました。関係者の皆様、視聴者の皆様に重ねてお詫び申し上げます」

   番組中に発言があった「ホッテントット」は、アフリカのコイコイ人への蔑称とされる。共同通信社が刊行する新聞用字用語集「記者ハンドブック」(14版)でも、「差別語・不快用語」にあたるとして、言い換えが指示されている。

   日本テレビでは、21年8月にも朝の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族に対する差別的な表現があったとして謝罪している。

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