「最終的に『木下』。で最後は『お前』」
「私立は全部面接あるんですね。いつも通り行こうかなと思ったら、最初は普通に『お座りください』と言われ、『失礼します』って言って入ったんですけど、態度急変」
面接のため部屋に入った後、面接官の態度が急変したという。
「まず『名前言ってもらっていいっすか』って、そんな感じ。高圧的な感じで、こんな人もいるんだ、とか思いながら......そっからどんどんヒートアップしていって、最終的には『もちろんウチのパンフレット見ましたよね!?』と確認されたんですよ。『ウチが最も大切にしている学習カリキュラムを説明してください』と」
博勝さんも「ええ、いきなりそんなこと?!」と驚いた様子だ。大維志くんはこう続けた。
「当然、ここまで勉強しかしなかったんでパンフレット見る時間なかったの。(受験した学校)全部そうなんですけど。それで、『わかんないです。ちょっと勉強不足で』とか言ったら、『あ、わかりました』って言って」
学校からの質問に上手に答えられなかった後、別の面接官からも憮然とした話し方などにより圧を感じたという。
「(面接官は)2人いたんですよ。その反対の方は結構普通な感じで聞かれたんですけど、今度はなんか理攻め? 突っ込んでくるんですよ。(大維志くんが)適当なこと言わないようにか。結構細かいとこまで言って、それに答えられなかったんですよ。『ちょっとあんまりそこまでは考えて......』と。『あ、はい。わかりました』とか言って、終わったんですよ」
博勝さんが「そして呼び捨てまで」と言うと、大維志くんは「ああ、そう。忘れてた」と新たなエピソードを明かした。
「名前が最初『木下くん』で、次『あなた』。そこまでは普通かなと思ったけど、最終的に『木下』。で最後は『お前』。『お前』までいったんですよ。そこはちょっと違うかなって」
博勝さんは「そこまでね、まぁなんか嫌われたんでしょうね」と苦笑すると、大維志くんは「影響あったと思いますよ、やっぱり」と同意した。