NHK・TBS・フジ・テレ朝・日テレ、夕方報道番組で「節電対応」 照明抑えた放送に反響「感心」

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   東京電力と東北電力管内で2022年3月22日、電力需給逼迫警報が発令され、同日夕方から電力需要に対する供給不足が見込まれるとして節電が要請される中、同日夕方に関東で放送されたNHKや民放テレビ局のニュース番組では、スタジオの照明を抑える対応が相次いで取られた。

  • テレビ各局の報道番組が照明を押さえて放送(写真はイメージ)
    テレビ各局の報道番組が照明を押さえて放送(写真はイメージ)
  • テレビ各局の報道番組が照明を押さえて放送(写真はイメージ)

「この時間は節電のため、スタジオの照明を通常より落として放送します」

   16時に始まったNHK総合の15分間のニュースでは、第94回選抜高校野球の中継から画面が切り替わるや、テレビに映ったのは薄暗いスタジオ。番組を仕切る黒田信哉アナウンサーが、

「4時になりました。ニュースをお伝えします。この時間は節電のため、スタジオの照明を通常より落として放送します」

と冒頭に語った通り、番組は最後まで薄暗いままで進行した。同日のNHK総合のニュースは、13時5分から始まった高校野球の生放送の合間に3回ニュースが差し挟まれていたが、いずれの放送でもスタジオは通常通りの明るさで、16時のニュースもスタジオの背景からすると同じスタジオから放送したとみられる。

   これに対し、ツイッターでは、

「夕方のNHKのニュースのスタジオが、暗いぞ!」
「NHKニュースの画面が暗いと思ったら『節電のためにスタジオの照明を落として放送しています』と。感心、感心」
「NHKのスタジオ真っ暗だ......相当電力まずい状況なのがわかる」

といった、画面の暗さと節電対応に驚く声が相次いだ。

民放各局も照明を落として放送

   TBS系では、「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(CBC)からの引き継ぎで15時50分、「Nスタ」の放送が始まった。メインキャスターの井上貴博アナウンサーがスタジオ後方の照明を切っていると明かすと、スタジオ内では一部セットに取り付けられたライトが点滅し、通常よりも点灯している照明が少ないことをアピールした。

   説明が終わると、井上アナがもう1人のメインキャスターであるホラン千秋さんに「でも、明るさは大切ですから、その補填はホランさんにお願いします」と語りかけると、ホランさんが「いえいえ、一緒にみんなで明るく頑張りたいなという風に思います」とほほ笑みながら返した。画面の明るさは「ゴゴスマ」のスタジオより若干弱いと言ったところだった。

   また、15時45分放送開始のフジテレビ系「Live News イット!」の冒頭でも、メインキャスターを務める加藤綾子アナがスタジオの照明を弱めていることを説明した。画面上部には「節電のため照明を落として放送しています」とのテロップが表示された。

   16時45分から放送のテレビ朝日系「スーパーJチャンネル」と、15時50分から放送の日本テレビ系「news every.」でも、同様に照明を落としていることを明かした。

   これら、異例の放送に対し、視聴者からはツイッターで、

「さっき一瞬見たNスタではスタジオの照明、落としてましたね...」
「そして、イット!もスタジオを暗くしていた......」
「電力逼迫を受けて、everyスタジオが節電モード」

といった声が上がるなどしている。

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