日本国際博覧会協会は2022年3月22日、2025年に開催予定の大阪・関西万博の公式キャラクターが決定したと発表した。
協会は2日に最終候補3作品を発表しており、SNSなどで意見を募集していた。最優秀作品に選ばれたキャラクターは、ツイッター上で最も多くの意見が寄せられた候補だった。
「世界中から愛され、親しみを持たれるキャラクターを目指していきます」
公式キャラクターは、プロ・アマ問わない個人やグループから1898件の応募があった。デザインについては、すでには発表されていたロゴマーク「いのちの輝き」のデザインやコンセプトとの親和性や協調性などが審査観点となっており、最終候補となった3作品は、いずれもロゴマークを生かしたデザインだった。
この3つの中から、公式キャラクターに選ばれたのは候補Cだった。直立する青いキャラクターがロゴマークを掲げている。公式サイトの説明によると、このキャラクターは、「なりたい自分になる」と願いながら日々変化を続けている。定まった形はなく、赤い部分は分裂し、青い部分は自在に形を変えることができる。「mountain mountain(マウンテンマウンテン)」という名義で活躍するデザイナー・絵本作家の山下浩平さんが制作した。
協会は発表で、「大阪・関西万博のシンボルとして世界中から愛され、親しみを持たれるキャラクターを目指していきます」と意気込んだ。