重要なのは「最終的な交換枚数の予測」
キャンペーンを春に開催するのは、パンの消費量が最も多い時期だからだという。
「春は、気候的に食欲が増してくるシーズンであるとともに、新生活がスタートする季節であるため、手軽にお召し上がりいただけるパンは、朝食を中心に食卓に上がる機会が多くなるものと考えています」
42回目となる「ヤマザキ春のパンまつり」。20年は約1340万枚、21年は約1260万枚の皿を用意したという。広報は、過不足無く皿を用意できるよう気を配っていると明かす。
「『白いお皿』は、全てフランスで製造し、約2カ月かけて船で日本まで運びますので、『春のパンまつり』が終了する2カ月近く前に最終発注をしなければなりません。不足しても、すぐには入荷できないため、最終的な交換枚数の予測が重要となります」
全国各地の20か所を超えるパン工場の営業スタッフが、各地域の対象商品の売れ行きや交換率をもとに、予測枚数を算出している。この情報を本社に集約し、フランスに発注を行っているのだという。
広報は、白い皿で「パンの食シーンをさらに楽しんでいただきたい」と述べた。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)