2022年3月18日放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)。お盆の日をめぐる展開を受けて、視聴者の間で「ある説」が浮上している。
るいが亡き父と対面し、アメリカ行きを決意する
俳優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが3世代ヒロインを演じる同作。ラジオ英語講座を題材に、100年にわたる家族の物語をハートフルに描く。
※以下ネタバレを含みます。
ある年の盆の日。岡山の実家へ一家で里帰り中のるい(深津さん)は、父・稔(「SixTONES」松村北斗さん)の戦死を知った安子(上白石さん)が泣き伏せた神社へ。
お祈りをささげ、ふと横を見ると、なぜか稔が立っていた。驚きつつも「お父さん...お父さんですか?」と話しかけると、稔は「どこの国とも自由に行き来できる、どこの国の音楽でも自由に聴ける、自由に演奏できる...」と言ってるいの方に向き直り「るい」と名前を呼ぶ。「お前はそんな世界を生きとるよ」と穏やかに語る。
一方のひなた(川栄さん)は、るいが使っていた部屋からラジオの英語講座のテキストを見つける。声に出して例文を読んでいると、突然「英語のお勉強ですか? ご精が出ますね」とある男性に優しく声をかけられる。実はこの男性は、ラジオ英語講座の講師を務めていた平川唯一さん(さだまさしさん)。英語がなかなか上達しないと嘆くひなたに対し、平川さんは「み~んな英語の赤ちゃんなんですから」とフォローし、自然に覚えられるだけを続けていくことが大事だと説く。
「お盆に現れなかったから安子は存命と期待する」
そうして、終戦の日のサイレン後、稔と平川の姿はふと消えてしまう。だが、祖先たちの言葉に背名を押され、るいはアメリカへ行き安子を探す決意を、ひなたは今一度英語と向き合うきっかけを得るのだった。
死者と生者が交錯するという、お盆らしい不思議な出来事を描いた回。視聴者の間では、安子が姿を現さなかったことに対し、「お盆に現れなかったから安子は存命と期待する」「今日の奇跡の中で、安子は出てこなかったから、きっと生きて会えると信じてる...」「今ごろ父の想いがよく分かるよね。これから安子さん再登場かな? 楽しみ」などと推察するとともに今後の展開に期待を寄せる声が多くあがっている。
るいちゃん、お父さんの思い…伝わりましたか…?#深津絵里 #松村北斗 #稔さん #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/YqaC0vRATz
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 18, 2022