盗難被害のこぐま座にトラック無償提供 「人ごとと思えなかった」アップル引越センター社長の思い

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「人ごととは思えなかった」

   こぐま座はツイッターで3月16日、アップルからトラックを譲り受けたと報告した。写真には、「アップル引越センター」のロゴが描かれた白いトラックが写る。

「大切に乗り継がせていただきます この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました」

   続くツイートによればアップル以外にも、西濃運輸(岐阜県大垣市)、いすゞユーマックス(東京都品川区)、フジトランスポート(奈良市)の3社が無償提供を申し出ていたという。こぐま座は感謝の言葉を連ねた。

   トラックを譲ったアップルの文字放想(もんじ ゆきお)代表は、こぐま座のツイートで被害を知り、心を痛めたという。取材に対し、広報を通して次のように述べた。

「以前、当社もトラックの盗難被害に遭ったことがあり、人ごととは思えなかった。 当社で何かできないかを考えた時にトラック提供を考え、山本代表のツイッターにDMを送信した」

   文字代表は独断でトラックの寄贈を決意し、すぐに連絡を入れたという。今後はこのトラックが人々に笑顔を運ぶことを願っている。

「私どもの経営理念は『引越しを通じて、ひとつでも多くの笑顔を生み出し笑顔溢れる世の中をつくること』というものです。
私たちのトラックが生まれ変わり、こぐま座さんの演劇を見て、多くの笑顔を生み出してもらえたらとても嬉しいです」
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