盗難被害のこぐま座にトラック無償提供 「人ごとと思えなかった」アップル引越センター社長の思い

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   事務所からトラックが盗まれた、千葉県松戸市のぬいぐるみ人形劇団・こぐま座は2022年3月16日、引っ越し業者のアップル(東京都中央区)からトラックを譲り受けた。

   J-CASTニュースは18日、アップルにトラックを寄贈した理由を取材した。

  • アップルの文字放想代表とこぐま座の山本重男代表(写真:アップル提供)
    アップルの文字放想代表とこぐま座の山本重男代表(写真:アップル提供)
  • 譲られたトラック(写真:アップル提供)
    譲られたトラック(写真:アップル提供)
  • アップルの文字放想代表とこぐま座の山本重男代表(写真:アップル提供)
  • 譲られたトラック(写真:アップル提供)

舞台セットやぬいぐるみ人形を積んだトラックが盗難に

   こぐま座は1969年に創立された人形劇団。等身大のぬいぐるみ人形を用いて、世界の童話や日本昔話などの芝居を、全国の幼稚園や保育園、児童館やショッピングモールなどで公演している。

   公演に必要な舞台セットやぬいぐるみ人形の積まれたトラックが事務所から盗まれたのは1月9日。こぐま座がツイッターで目撃情報を募ると、一晩で8万リツイートを超える反響が寄せられ、各社で報じられた。

   報道によれば、こうしたニュースで被害を知っていた通行人が、鉾田市の中古車販売会社の敷地内でトラックを発見し、警察に通報。トラックを保持していた外国籍の男性3人が盗品等保管の疑いで茨城県警に逮捕された。

   しかし当時、J-CASTニュースの取材に応じた山本重男代表によれば、発見されたトラックのエンジンは壊されており、自走できない状態となっていた。ドアに描かれていた劇団のマークはスプレーで消され、パーツの一部はなくなっていた。山本代表は、「最悪廃車にしなければいけない」と肩を落としていた。

   そんな劇団に対し、複数の業者がトラックの無償提供を名乗り出た。

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