SNSの口コミをきっかけに来店する客も
広報担当者によれば、離乳食は当初、子連れ客の多い1店舗のみで無償提供していたという。17年3月、名古屋市に星が丘テラス店をオープンし、「お子様連れのお客様に寄り添う店舗」を目指す一環でキッズメニューや離乳食の提供を開始した。
「離乳食は、提供当初からお客さまからの評判が良く、もっと多くのあかちゃんに『おいしい』を届けたいと思い始めたことがきっかけで、取り扱い店舗を増やして提供することになりました」
離乳食のメニューは現在とは異なるものの、当時から無料だったという。
レトルト離乳食の発売に併せ、20年11月からは同商品を店舗内で提供するようになった。同時期に、ルミネ新宿店、たまプラーザテラス店、キラリナ京王吉祥寺店、中目黒店など提供店舗も拡大した。現在は7店舗で実施しており、拡大の予定はないという。
離乳食の無償提供によって客層や客数に大きな変化は見られなかったものの、SNSの口コミをきっかけに来店する客もいたという。
「離乳食提供を楽しみにしていたとお話してくださったお客様がいました。最近はおかわりする子も多いです。木のカップでご提供する際に『可愛い!』と言って頂けることが多いです」
広報担当者は、「お父さん、お母さんとお子様の食事の時間を少しでも手助けできる存在になれたらうれしいです」とコメントした。