「キエフ」→「キーウ」呼称変更にハードル ウクライナ侵攻で議論活発化も...法改正が必要

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2015年には法改正で「グルジア」→「ジョージア」

   その上で次のように話し、現時点での「キーウ」への変更には否定的な見解を示した。

「この点、現時点で『キーウ』等の表記は必ずしも国民の間で定着しているとは言えないと考える。また、ウクライナ側から表記に問題があるとの申し入れを受けているわけでもない。これらをふまえ、現時点において在外公館名称位置給与法におけるキエフの表記を改めることは考えていないが、適切な表記のあり方について不断に検討して参りたいと考えている」

   ただ、15年には法改正を経て「グルジア」の表記を「ジョージア」に改めた経緯がある。外務省の発表によると、

「ジョージア政府からの累次の機会に及ぶ要請及び国際社会における呼称等を総合的に勘案」

した結果だ。

   自民党外交部会長の佐藤正久参院議員は、松野氏の答弁を報じる記事を引用しながら、

「ウクライナ外務省は、ロシア語のキエフでなく、キーウ使用を他国に推奨。要は日本政府の『決め』の問題」

とツイート。改めて政府の決断を求めた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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