NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のキャスティングについて、視聴者から絶賛の声が上がっている。
2022年3月16日の日の放送では、二代目ヒロインの大月るい(深津絵里さん=49)が家族を連れて、初代ヒロインの橘安子(上白石萌音さん=24)の嫁ぎ先である岡山の雉真家に帰省する。
その雉真家では安子の夫で戦死した雉真稔の弟・勇とその妻・雪衣が再登場し、大月一家を迎えたが、勇を演じた俳優の目黒祐樹さん(74)と多岐川裕美さん(71)に対し、「雉真夫妻の晩年キャスティングが見事すぎる」といった声がツイッターに上がった。
「村上虹郎くんが続投なの?!と一瞬ビックリ」
同作では初期の岡山編で、勇は村上虹郎さん(24)が、雪衣を岡田結実さん(21)が演じていた。32年の時を経た雉真家に暮らす2人にキャスティングされたのは目黒さんと多岐川さんだった。
雉真家の屋敷前に到着し、その大きさに圧倒される三代目ヒロインの大月ひなた(川栄李奈さん=27)が驚きの声を上げていると、それに気付いた勇は屋敷の門をくぐって大月一家の前に登場。笑顔で一家を招き入れるが、その際の表情は年を重ねたことが分かるしわの多さも相まって、実に柔和なものだった。長い時間が空いたことを何ら責めず、るいを温かく迎える勇を演じた目黒さんに対しては、
「雉真家の玄関先で聞いた声に勇ちゃん役は村上虹郎くんが続投なの?!と一瞬ビックリして、でも出てきたのは目黒祐樹さんでさらに驚いた。2人の声がすごく似てる。顔や体型ではなく声に寄せてきたキャスティングが絶妙すぎて最高」
といったツイートが上がった。
「連続性が感じられる良いキャスティングだと思います」
一家が屋敷に入ると、るいを居室に案内したのは多岐川さん演じる雪衣。部屋では、るいの叔父で帰省前に亡くなった算太(濱田岳さん=33)が幼いるいの目の前から姿を消した理由について、それは自身のせいではないかと雪衣が明かすシーンが流れたが、この場面に対しても、
「岡田結実ちゃんは歳取っても多岐川裕美さんにはならないけど、雉真雪衣は年取ったら多岐川裕美以外にはならない...」
といった絶賛の声が相次いだ。
このほか、「るいが雉真の家を出てから32年。今頃はそうなっていそうな、連続性が感じられる良いキャスティングだと思います」といった声も見られた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)
「算太さんと『たちばな』を立て直す。あのころの安子さんは、その一心じゃった」
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 16, 2022
るいさんの知らないお母さんが、そこにはいます。#多岐川裕美 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/rHUdCDjCbC