「完全に一線を超えています」反ワクチン団体、東京ドームで妨害活動 都などは被害届提出も視野に対応へ

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   新型コロナウイルスワクチンの接種反対を唱える団体が、大規模接種会場である東京ドームで運営を妨害した問題で、東京都などが被害届の提出も視野に対応に動いていることが2022年3月16日、分かった。

  • 浄株さん(@Jaw_kabu)提供/編集部で一部加工
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一時的に入場不可に

   東京都および文京区、新宿区、港区、板橋区の集団接種会場となっている東京ドームで15日、男女の集団が妨害を試み一時騒然となった。

   SNSでは、マスクをしていない男女が警察官ともみ合いになる様子を収めた動画が複数投稿され、不安が広がっている。

   東京都議の尾島紘平氏はツイッターで「反ワクチン団体が入り口を封鎖し、一時的に入場が出来なくなる事態となりました(中略)12時頃から1時間ほど接種がストップしたため、終了時間を延長して対応しました」と報告し、「実力行使をもって業務を妨害する行為はテロであり、完全に一線を超えています」と強く非難。都に対して「毅然とした対応を求めています」とした。

   反ワクチン団体をめぐっては、3月上旬にも静岡県内の接種会場で迷惑行為に及んでいた。会場の関係者がJ-CASTニュースの取材に明かした。

   東京都福祉保健局によれば、抗議の参加者は20人ほどで、東京ドームの関係者が110番した。団体員と警察官が押し問答になったものの、けが人はいなかった。

   都は東京ドームの運営会社および4区と共同で、不法侵入、威力業務妨害で被害届の提出も視野に対応する意向だ。今後は他会場も含め警備を強化し、「適切に対応していく」とした。

   (16日19時追記:見出しと本文の一部を修正しました)

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