早大教育学部の入試国語めぐり著者が問合せ→回答に猛反発「誠実な対応を」 大学「発信は認識」

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「納得する人がいるとは思えない回答」

   シノドスの投稿によると、重田教授は3月4日、早大の入学センターに対し、こうした点についての説明を求めてメールで問い合わせした。これに対し、大学側からは、9日になって、次のような回答が返信されてきたという。

「ご意見いただきありがとうございました。頂いたご意見に基づき、学部内で検討した結果,いずれの設問についても訂正の必要はないとの結論に至りました。入試問題への問合せについては、個別にお答えはしていませんので回答は差し控えますが、今後の参考にさせていただきます」

   一方、この返信について、重田教授は、「納得する人がいるとは思えない回答」だったとし、9日中に改めて問い合わせた。しかし、翌10日にまったく同じ回答が来たため、問い合わせの際に予告したように、シノドス上で今回のことを公表したそうだ。

   重田教授は投稿で、「受験生にとってできるかぎり公正な入試問題と解答を作成するとともに、疑義に答えることは、問題作成の役割を担う大学教員にとって、守るべき最低限の誠実さではないだろうか」と苦言を呈し、「大学側に誠実な対応を改めて求めたい」としている。

   重田教授の抗議をどう考えるかなどについて、早大の広報課は15日、J-CASTニュースの取材に対し、入試担当部署に確認したとしてこうコメントした。

「明治大学重田教授がウェブ上でご自身の考えを発信したことは認識しています。いただいた質問事項に関して回答はありません」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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