2022年3月13日放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)第10話で、江口のりこさん演じる亀が、新垣結衣さん演じる八重にとった「マウント行為」が視聴者の間で話題になっている。
出自コンプレックスが刺激された? 元妻・八重を観察し...
大河ドラマ61作目。舞台は1175年、平清盛(松平健さん)が大権力者として君臨していた日本。主人公の北条義時(小栗旬さん)は、伊豆の弱小豪族の次男に過ぎなかったが、流罪人・源頼朝(大泉洋さん)と姉・政子(小池栄子さん)の結婚をきっかけに、状況が一変。頼朝の右腕として武士の頂点に昇り詰める姿を描く。脚本は、「古畑任三郎」シリーズや大河ドラマ「新選組!」「真田丸」などで知られる三谷幸喜さん。
※以下、ネタバレを含みます。
江口さん演じる亀は、頼朝の妾でありながら、自身の身分の低さにコンプレックスを抱いている女性。第10話では、頼朝の元妻である八重が、「少しでも佐殿(頼朝)の役に立ちたい」と頼朝の御所で働くことになる。
このことを頼朝は知らないとはいえ、一人焦る亀。八重の台所での立ち振る舞いを見て、下人の出ではないことを推察する。
「何食わぬ顔で八重を叩きのめしにきた」
その後、亀は八重に対し、頼朝の部屋に食事を持っていくよう指示。言われた通りに八重が運ぶと、そこには頼朝と亀が寝床で寄り添う姿が。驚きで目を瞠る八重と頼朝。そんな2人をよそに、亀は「ここにお願い」と八重に近くまで運ばせた上、「ありがとう、八重さん」とどこかしたり顔。八重は「ご無礼いたしました」と淡々と挨拶をしてその場をあとにするのだった。
頼朝との仲を見せつけたいがために、わざと八重に食事を運ばせた格好となった亀。そうした八重の心を打ち砕く「マウント行為」に対し、視聴者からは
「亀、こわい。ほんとこわい。何食わぬ顔で八重を叩きのめしにきた。身分で言えば、漁師の娘にすぎない亀より八重のほうが上だろうに、この亀の強気は自分のほうが寵愛を受けてると思ってるから?」
「亀の必死な嫌がらせ痛々しいなー。 気量も身分もレベチだもんね、後ろ盾もないわけだし」
「江口のりこが新垣結衣にマウントとることになるとは思わんかった」
「亀は庶民出の妾にすぎないのにやたら態度でかいなあ?と思ったけど、むしろ身分が低いからこそ出来る怖いもの知らずってことなのかなと」
「頼朝様を巡る女性たちの思惑が怖すぎる...」
「『ガッキーと小池栄子と江口のりこが大泉洋を巡ってマウントを取り合う大河が見られる』とか何年前のワイに言っても信じないだろうな」
などと恐れおののく声があがっている。