俳優のオダギリジョーさんが、2022年3月14日放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)に出演。かつて夢が破れ、父親として生きる道を選んだ過去を子どもたちに明かすシーンに反響があがっている※以下ネタバレを含みます。
「お父ちゃんな、昔トランぺッターやった」
俳優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが3世代ヒロインを演じる同作。ラジオ英語講座を題材に、100年にわたる家族の物語をハートフルに描く。
ひなた(川栄さん)と弟の桃太郎(青木柚さん)が大喧嘩していると、錠一郎(オダギリジョーさん)がトランペットを手に二人のもとへ。緊張した面持ちで息を吹き入れるが、鳴った音色は弱々しいものだった。
一体なにが起こっているのかとツッコむ子どもたちに、錠一郎は「お父ちゃんな、昔トランぺッターやった」と告白。レコードデビュー寸前までいっていたものの、突然原因不明の病に侵されて夢を諦めざるをえなかったこと、命を絶とうと考えるもるいが救い出してくれたこと、そんなるいとこれからの人生を歩んでいこうと決めた過去を切々と明かしていく。
そして今では「ひなたと桃太郎の良いお父ちゃんとして生きられたらそれでええ。それで僕は幸せや」と吹っ切れたとした上、「それでも人生は続いていく。そういうことや」と子どもたちに説く。
その後、るいは錠一郎と二人きりになると「ウソやんね。諦めたなんて、私は信じてる。またジョーさんがトランペットを吹ける日がくるって...」と真意を尋ねる。すると、錠一郎は「アカンかった。この30年、何べんも試したけどあかんかった」と思い通りにいかなかったことを明かし、「トランペットが僕にさよならを言うてる。そんな気がするんや」と自らの道を受け入れようとしているよう。そんな気持ちを聞いたるいは思わず目に涙を浮かべるのだった。
上記のシーンに対し、視聴者からは
「このセリフ(「トランペットが僕に~」)で涙が止まらなかった」
「なんて辛くて悲しい言葉......本当にこのままお別れなの?」
「ジョーの話を聞きながら涙だけで語ってる深津絵里さんの演技に打たれました...」
などと反響があがっている。
「トランペットが僕にさよならを言うてる」
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 13, 2022
はじめて聞く、ジョーの思い…#オダギリジョー #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/M5j0QcCTSb