3447両→55両...「国鉄最多」103系電車のいま 残る線区は兵庫・福岡・佐賀だけに

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現存する103系の特徴は

   どんな路線と車両に103系が残っているか。

   和田岬線は沿線の工場地帯の職員輸送が目的のため平日は朝夕の運転のみ、休日ダイヤでは上下2往復のみの運転で、スカイブルーの6両編成1本が残っている。スカイブルーは京浜東北線・京葉線・阪和線でも採用されたカラーで最も原型に近いスタイルを保つが、1本だけの存在だ。

   播但線の103系は播但線オリジナルカラーのえんじ色で、2両編成でワンマン化改造を受けている。客用窓や客室が大幅にリニューアルされ、フロントガラスのピラーもなくなっているが103系のスタイルをとどめている。一方加古川線用の編成は中間車に運転台を取り付けたため、前面上部にヘッドライトがあり貫通扉はないといった原型103系の特徴はあまりない。

   JR九州の筑肥線103系は、関東や関西で活躍したタイプと異なり、福岡市地下鉄への乗り入れを想定して増備された。地下鉄乗り入れに備えて前面に貫通扉が付き、JR九州発足後は赤とシルバーのオリジナルカラーに塗り替えられている。既に地下鉄乗り入れからは撤退し、筑前前原~唐津間だけの運用になっている。

   大幅な改造やバリエーションの違いから、播但線の車両は3500番台、加古川線は3550番台、筑肥線は1500番台を名乗る。

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