ウクライナ防空壕に響く「Let it go」に世界が感動 少女の歌声にアナ雪関係者「聞いた人を癒す魔法のようだ」

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   ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、首都キエフの防空壕に避難している少女の動画が話題を呼んでいると、2022年3月10日までに複数の国内外メディアが伝えた。

   SNSに投稿された動画は、数十人がひしめき合う防空壕の中でひとりの少女がディズニーアニメーション映画「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー」を歌う姿が収められ、歌声を聞いて涙ぐむ人もみられた。

  • イディナ・メンゼルさん(写真:REX/アフロ)
    イディナ・メンゼルさん(写真:REX/アフロ)
  • イディナ・メンゼルさん(写真:REX/アフロ)

「本当に、本当にお会いしましょう」

   米メディア「USA TODAY」によると、少女の母親の許可を得た人物が撮影をしてフェイスブックに投稿したという。動画をシェアしたツイッターには3月10日15時時点で36万の「いいね」が付いている。

   SNSで拡散された動画に「アナと雪の女王」に携わった関係者らが反応した。

   雪の女王エルサ役として出演し、主題歌を担当した米国の女優で歌手のイディナ・メンゼルさんは、ツイッターで動画をシェアし「私たちはあなたを見ています。本当に、本当に見ていますよ」とのコメントを投稿した。

   また、夫のロバート・ロペスさんと共に主題歌「レット・イット・ゴー」の作詞・作曲を手掛けたクリステン・アンダーソン=ロペスさんもツイッターで動画をシェアした。

   ロペスさんは「美しい声の小さな女の子へ」と書き出し、「夫と私は、痛みを抱えた家族を癒す物語の一部としてこの曲を書きました。あなたの歌は、あなたの心にある光を広げ、それを聞いた人たちを癒す魔法のようです。歌い続けて!私たちは聞いています!」とのコメントを投稿した。

   アニメ映画「アナと雪の女王」は13年11月(日本は14年3月)に米国で公開され世界的ヒットとなった。また、第86回アカデミー賞の長編アニメ映画賞と歌曲賞(レット・イット・ゴー)を受賞するなど、国内外で多数の賞を受賞した。

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