今後の営業停止については「何とも申し上げられません」
ユニクロを運営するファーストリテイリングは3月4日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの要請を受けて、ウクライナなどへの人道支援のため約11億5000万円をUNHCRに寄付し、ヒートテック毛布やリサイクル防寒着など計約20万点をポーランドなどへ避難してきた難民に提供すると発表している。
ファーストリテイリングの広報担当者は8日、営業を継続する方針を決めたわけではないとJ-CASTニュースの取材に答え、次のように説明した。
「現時点では、ロシアでの営業は継続しています。状況は刻々と変わっており、それを注視しながら営業についての判断をします」
日経には、こうした趣旨を伝えているとした。今後、営業を停止することがあるのかについては、「何とも申し上げられません」と話した。
広報担当者によると、柳井氏は、3月初めごろに日経から別件で取材を受け、そのときにロシアのことを聞かれて答えたという。「戦争は絶対にいけない。あらゆる国が反対すべきだ」と確かに話し、戦争は絶対に反対だという趣旨を言いたかったとした。柳井氏が「衣服は生活の必需品。ロシアの人々も同様に生活する権利がある」と話したのも事実だとした。
柳井氏の発言にネット上で批判が出ていることについては、「様々な意見があると認識しています。それらについてのコメントは、差し控えさせて下さい」と話した。ウクライナの大使が発言を残念だとしていることについても、「個別の意見については、差し控えさせていただきます」とした。