お笑い芸人の陣内智則さんが、審査員をつとめた「R-1グランプリ」について、YouTubeに投稿した動画で振り返った。
「もう一個展開が欲しかった」という評価
5年連続で「R-1」の審査員を務めている陣内さん。大会翌日の2022年3月7日に公開した動画では、「(収録が)終わってから寝れなかった」と明かし、「案の定ね、批判されてるんですよね」と切り出した。
陣内さんによれば、今回の審査がおかしかったんじゃないかとして、ネット上で「プチ炎上」していたという。こうした反応について、陣内さんは
「(自分が)帰って寝られなかったのが答え」
「そうやろなって思ってました」
「なんでやねん!とか思ってないです。真摯に受け止めて...」
と、批判の声に納得はしているそうだ。
ネットで取り沙汰されている「『もう一個展開が欲しかった』ばかりで具体的な事を言っていない」という声に関しては、「まず盛り上がって欲しいという気持ちがありまして、もっと来て欲しい、もっと来て欲しいってなった」と自身が同じピン芸人として思う「観客にもっと笑ってほしい」気持ちが先行したためだと釈明した。
「アカンことはわかってるけど...」
陣内さんは、出演者はみんな面白かったが、「自分の中では面白いのはわかってるがもうちょっと欲しい」と求めてしまった結果、「もう一展開」を連発してしまったという。同時に、自身の語彙力の無さを反省する様子も見せていた。
陣内さんはさらに、ファーストステージの得点が並んだお笑いコンビ「金の国」の渡部おにぎりさん、お見送り芸人しんいちさん、吉住さんから決勝に進出する1人を選ぶ審査での自身の言動に批判が寄せられたことにも言及した。
陣内さんは、「やっぱピン芸人に頑張ってもらいたい」と発言し、93点をつけた渡部さんではなく、92点をつけたお見送り芸人しんいちさんを決勝進出者に選んだ。これに、ネット上で、「審査がブレた」との反応が出ていたという。
この件について、陣内さんは「アカンことはわかってるけど、やっぱピン芸人(のネタ)をもう一回見たかった」という気持ちがあったと告白。純粋にお見送り芸人しんいちさんのネタをもう1本見たかったという思いから選んだ、などとした上で、
「(3人から1人を選ぶ際に)お見送り芸人しんいちの得点を、本当はもうちょっとあげとかなアカンかったちゃうんか、と思ってしまった。ちょっと低かったかな、と思ったんで、(決勝で)もう1回見てみたいと思って、しんいちを選びました」
とも補足していた。