ロックフェスJAPAN JAM、電子チケで不正転売撲滅に本腰 一部戸惑いも「不満の声受け止める」

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   ロッキング・オン・ジャパン(東京都渋谷区)が企画制作する野外ロックフェス「JAPAN JAM」を運営する事務局は2022年3月8日、フェスに出演予定の全アーティストの発表を終え、選考チケットの第三次抽選受付を開始した。

   これに先んじて事務局は7日、初めてという電子チケット制度を導入した理由を公式サイトなどで明かした。

  • 公式サイトより
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転売に歯止めがきかず

   JAPAN JAMは5月上旬、千葉市蘇我スポーツ公園で開催される。出演アーティストは3回に分けて発表され、併せて先行チケットの抽選受付が行われた。

   8日12時半には第3弾出演アーティストを発表し、第3次抽選先行受付を開始した。事務局は前日7日、「最終アーティスト発表前にお伝えしたいこと」というお知らせを発表した。

    発表によれば、JAPAN JAMで電子チケットを導入したのは今回が初めて。チケットは公式アプリからのみ申し込むことができ、顔写真登録と同行者登録が必要となる。申し込み方法の変化に、戸惑いや煩わしさを感じる声も目にしたとして、電子チケットを導入した理由を次のように説明した。

   ロッキング・オン・ジャパンが企画制作に携わるフェス「Jフェス」には毎回多くの人々が参加を希望しており、新型コロナウイルス感染症拡大前に開催したCOUNTDOWN JAPAN 19/20には、15万人以上の落選者が出たという。券面に氏名や住所を記載したり、購入枚数の制限をかけたりと、様々な転売対策を講じたものの、チケットの転売を止めることはできなかった。

   そこで、「本当にJフェスに参加したい方が参加できる環境を作る」ために、電子チケットを導入し、入場には顔認証を必須とするオペレーションに変更した。QRコードと顔認証の併用は、転売対策としても強固だという。

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