号泣事件の久慈アナはバラエティーで通用するのか 識者に聞いた「フジ退社後の展望」

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   フジテレビの久慈暁子アナウンサー(27)が、バラエティー番組の収録中に涙を流してしまった。2022年2月26日放送「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)での、お笑いコンビ「鬼越トマホーク」からのツッコミをめぐる一幕だ。

   久慈アナは4月にフジテレビを退社することをすでに発表しており、その後はフリーアナウンサーになるとの報道もある。今回の号泣事件を見た視聴者からは、本人のフリー化後を懸念する声がツイッターに出ている。

  • 久慈暁子アナウンサーのインスタグラムから
    久慈暁子アナウンサーのインスタグラムから
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ツッコミで泣いてしまってはフリー化後が思いやられる!?

   26日の番組で、鬼越トマホークの鉄板ネタであるケンカ芸の仲裁者に指名された久慈アナ。つかみ合いを始めた坂井良多さん(36)と金ちゃん(36)に対し、「ケンカはやめてください!」と一喝。これに対し、坂井さんが「うるせえなあ! お前が辞めてもフジテレビに1ミリもダメージねえからな!」と返すと、久慈アナの目にはみるみるうちに涙があふれた。

   すぐさま異変を察知した鬼越トマホークら出演者が久慈アナを励まし、事態は何とか沈静化。しかし、これを見た視聴者からは、「切り返しができないようではバラエティーには不向き」など、本人の将来を心配する声がツイッターに上がる事態となった。

   そこで、J-CASTニュース編集部は女性アナウンサーに詳しいライターの松本京也氏に、久慈アナは退社後、フリーアナウンサーとしてバラエティー番組への出演に堪え得るかなどについて意見を聞いた。

   まず、松本氏は、ネット上の「泣いてしまってはバラエティーでは通用しない」という指摘は必ずしも絶対ではないと指摘する。

「『泣いてしまう』という点を逆手にとって、『泣きキャラ』になってしまうという手があります。昔はバラエティーに出た際に泣いてしまう女性アナウンサーはたまにいましたが、今は見つけるのが非常に難しい状況なので、キャラにまで高めてしまえば逆に強みになります」

「1、2年は営業に困ることはないでしょう」

   松本氏は、本人がモデル出身であることを活かすという手もあると指摘する。

「フジテレビ出身の女性アナウンサーは、フリー化後しばらくは『結婚式の司会』などの営業が入ることが多く、フリーアナウンサーとしての訴求力は他局出身の女性アナウンサーよりも強い傾向があります。1、2年は営業に困ることはないでしょうから、その内に、キャラが立つようにしていけば良いのではないでしょうか。また、グラビアについては、必ず多くの出版社からオファーがありますので、露出の度合いと、本人の覚悟次第といったところでしょう」

   ネット上には、今回の鬼越トマホークとのやり取りでトークや返しに不安を感じたとする声もあるが、松本氏は、バラエティー番組でメインMCにこだわらないのであれば問題ないとの考えを示した。

「番組のMCによっては、アシスタントが上手な返しをすることを嫌う方もいます。そのような方がメインMCを務める番組からはかえってアシスタントに指名される可能性が高まりますので、そこまで心配はないのではないでしょうか」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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