「100人乗っても大丈夫」イナバ物置CMなぜ誕生? 広報明かす意外な歴史「初めは東北向けでした」

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「なぜ人が屋根の上に乗るんだ!」CM当初はクレームも

   稲葉製作所の広報は25日、投稿が話題となっていることを「存じておりました」とJ-CASTニュースに答えた。

   そもそも、100人乗っても~のテレビCMは当初、積雪に耐えられることをアピールする目的があった。

   同社は物置のほか倉庫や自転車置場などの製品で、積雪強度が異なる「一般型」「多雪地型」「豪雪地型」という設定を展開している。CMで使用しているのは豪雪地型のガレージだ。

   広報担当者によれば、「(CMの)第1回目は、雪の多い東北地方向けに放送しました」。インパクトのある演出への反響が大きく、その後全国放送になった。1986年に放送開始されてからコロナ禍に入るまで毎年撮影・放送してきたという。

   しかし、当初は「雪が降らない地域のお客様から、『なぜ人が屋根の上に乗るんだ!』というご批判の言葉も頂いたこともあります」。

   今回の反響を受けて「今では当社の理念でもある『丈夫で長持ち』が多くの方にご理解頂けたのではないかと思っております」と喜びを表す。

   テレビCMの今後については「コロナ禍が収束した暁には、再開したいと考えております」とした。

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