ウクライナ大使、なぜ林外相と「1か月も」面会できず? 渦中の鈴木副大臣「事実無根の情報拡散」

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大使「大使館と外務省の間には技術レベルでの誤解」

   鈴木副大臣はフェイスブックで、コルスンスキー大使が面会を待たされたのは、「鈴木貴子が妨害していたためである」といった事実無根の投稿がSNS上で拡散しているとして、次のように強調した。

「政府の一員として、ウクライナに対する支援に努めており、一億ドルの緊急人道支援なども決定しております。ロシアによる侵略、力による現状変更を強く非難すると共に、ウクライナとウクライナの人々を支援して参るものです」

   鈴木副大臣は、3月4日の衆院外務委員会でも答弁に立ち、面会を拒んでいたのは事実無根だと強調した。そして、事実関係を調べた結果を次のように説明した。

「少なくとも口頭での要請はあったものの、通常発出される書面での要請が届いていなかった。また、副大臣室には、要請として伝わっていなかった」

   林外相は4日の答弁で、ウクライナ大使館から2月24日になって口上書で要望を受け、大使の都合がいい日時を調整して、3月2日夕に面会したと説明した。

   面会が1か月かなわなかった理由について、コルスンスキー大使は3日、「状況を明らかにしたいと思います」とツイッターで述べ、こう説明した。

「結局のところ、私たちの大使館と外務省の間には技術レベルでの誤解がありました」

   そのうえで、「外務省は、第二次世界大戦以来最大の安全保障危機に関連する二国間および多国間問題に全面的に取り組んでいます。極度のプレッシャーが私たち全員にかかっています」とした。そして、「技術的な詳細ではなく、本当に重要な問題に対処しましょう。外務省と緊密に連携しています」と強調していた。

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